はじめに
「そろそろ本格的に国家試験の勉強を始めなきゃ…」と思ったとき、最初にぶつかる壁があります。
「で、結局どの科目から手を付ければいいの?」
青本は9冊もあり、範囲は膨大です。なんとなく1冊目の「物理」から順に始めたり、好きな科目から手をつけてしまう人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、勉強する科目の「順番」を間違えると、努力が点数に反映されるまでに膨大な時間がかかり、途中で挫折しやすくなります。
私自身、7月中旬から勉強を始め、134点という悲惨な8月模試を経て最終的に274点(79%)で合格できましたが、伸び悩んでいた時期は完全に「勉強する順番」を間違えていました。
今回は、限られた時間で最も効率よく点数を伸ばすための「最強の勉強順番」と「科目別の攻略ステップ」を徹底解説します!
結論:この順番で勉強するのが最短ルート!
国家試験の勉強は、以下の4つのステップ(優先順位)で進めるのが最も効率的です。
【第1ステップ】病態・薬物治療 / 薬理 / 生物(生理学)
↓
【第2ステップ】実務
↓
【第3ステップ】薬剤 / 衛生 / 法規・制度・倫理
↓
【第4ステップ】物理 / 化学
なぜこの順番なのか、それぞれのステップの理由と勉強のコツを解説します。
【第1ステップ】最優先!「病態・薬物治療」「薬理」「生物」
真っ先に手をつけるべきなのは、「病態・薬物治療」「薬理」「生物(生理学)」の3科目です。
なぜこの3科目が最優先なのか?
- 配点が非常に高い
- 3科目が強烈にリンク(連動)している
- 模試の点数が上がりやすく、モチベーションが維持できる
例えば、「糖尿病」を勉強する場合
- 生物: 膵臓の構造、インスリンが分泌されるメカニズム
- 病態: 1型・2型糖尿病の病態、症状、検査値
- 薬理: DPP-4阻害薬やSGLT2阻害薬などの作用機序
このように、「体の仕組み(生物)→ 病気の状態(病態)→ 治す薬(薬理)」という流れでまとめてセットで勉強すると、記憶の定着率が段違いに上がります。
この3科目の土台ができると、国試全体の配点の大部分をカバーできるため、早い段階で模試の点数が伸び始めます。
【第2ステップ】知識を実戦に変える「実務」
第1ステップの土台ができたら、次は「実務」に取り組みましょう。
なぜこのタイミングなのか?
実務の臨床問題(特に薬事・服薬指導・投与量計算など)は、「薬理」や「病態」の知識が頭に入っていないと解けない問題ばかりだからです。
薬理や病態の知識がある状態で実務の問題に触れると、「あ、これさっき薬理で覚えた薬だ!」と知識がつながり、実務の点数が一気に跳ね上がります。
【第3ステップ】暗記重視・直前でも伸びる「薬剤」「衛生」「法規」
次に進めるのが、「薬剤」「衛生」「法規・制度・倫理」です。
科目ごとの特徴と勉強のコツ
- 薬剤: 吸収・分布・代謝・排泄(ADME)や製剤学は覚えることが明確で、パターンをつかめば得点源になりやすいです。
- 衛生・法規: 記憶の維持がカギになる「暗記要素」が強い科目です。早くやりすぎると本番までに忘れてしまうため、ラスト2,3か月で一気に固めるのが効率的です。
【第4ステップ】毎日少しずつ進める「物理」「化学」
一番最後に回すべき(または並行して少しずつやるべき)なのが、「物理」と「化学」です。
なぜ後回しにするべきなのか?
物理や化学は暗記だけでは太刀打ちできず、「概念の理解+計算・解法パターンの習得」が必要です。
勉強にかける時間の割に模試の点数に結びつくまで時間がかかるため、最初に物理・化学ばかりやっていると「こんなに勉強しているのに全然点数が上がらない…」とメンタルをやられます。
攻略のコツ
- 物理・化学だけに何日も使わない
- 1日30分〜1時間など「毎日コツコツ触る」スタイルにする
- 過去問で頻出の計算パターンや構造決定に絞って対策する
💡 失敗しないための「勉強のコツ」3選
科目順と合わせて、以下の3つを意識するとさらに学習効率がアップします。
- 「アウトプット(問題)」から入る
青本を1ページ目から読むのではなく、まず青問や過去問を解き、「どう問われるか」を確認してから青本の該当ページを読みましょう。 - ノートは作らず青本に一元化
まとめノートを作る時間は勿体ないです。過去問の解説や気づいたメモは、すべて青本の該当ページに直接書き込みましょう。 - 1周目は「理解度60%」でどんどん進める
最初から100%理解しようとすると、必ず挫折します。全体像を把握するために、わからない部分があってもどんどん先に進めましょう。
おわりに
薬剤師国家試験は、「どの順番で攻略するか」という戦略で勝負の8割が決まります。
- まず「生物・病態・薬理」で土台を作る
- 「実務」につなげて点数を稼ぐ
- 「薬剤・衛生・法規」を固める
- 「物理・化学」は焦らずコツコツ進める
今「何から手をつければいいかわからない…」と迷っている方は、まずは「病態」または「薬理」の青問を開くことから始めてみてください。
限られた時間を賢く使って、最短ルートで合格をつかみ取りましょう!応援しています!

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